マイクロフィルムは長期保存の条件が国際標準化機構(ISO 18911) にて規定され、期待寿命は500年と示されており、長期保存性が正式に認められている唯一の情報保存媒体です。実績としても銀塩写真には100年以上、マイクロフィルムとしても80年以上あります。

 マイクロフィルムは連続して撮影されており、またマイクロフィルム作成には専用の設備が必要なため、情報の改ざん・故意の差し替えが困難です。

 マイクロフィルムは国内外において多くの判例を通じて法的証拠能力が認められています。下記のようにロールフィルムを構成で撮影する「証明方式」が多くの官公庁・企業で採用されています。

「文書情報管理士合格証」・・・マイクロ撮影者の資格である日本画像情報マネジメント協会の文書情報管理士の合格証。

「マイクロ写真撮影依頼票」・・マイクロフィルム作成依頼及び作成契約立証のために使用。作成依頼責任者の記名と捺印。

「マイクロ写真解像力試験票」・マイクロフィルムの解像力を試験するJISZ 6008で規格化されたテストチャート。

「件名ターゲット」・・・・・・マイクロフィルムへ撮影する原本名

「マイクロ写真撮影証明書」・・原本をマイクロフィルムに撮影したことを証明する為に使用。作成依頼責任者と撮影者の記名と捺印。

※電子データの「真正性」の証明には通常「電子署名」「タイムスタンプ」が必要とされますが、「証明方式で撮影されたマイクロフィルム」があれば、これらの技術は不要となり維持コストが発生しません。

 ソフトウェア「フジマイクロビュー」は階層検索、キーワード検索により初めて使う方でもわかりやすい操作性を実現。

 フジマイクロビューの「電子データ」は独自フォーマットを採用せず、ソフトウェアから独立した形で「イメージデータ」と「インデックスデータ」を別々に技術革新の影響を受けにくい一般的なデータ形式で蓄積。

 そのためOSやソフトのバージョンに依存せず長期にわたって電子データを活用できます。

 従って、導入後のOSのバージョンアップ等による、システムの移行費用を最小に抑えられますので、長期保存が必要な医療情報は、フジマイクロビューの形式で電子データを蓄積されると良いでしょう。

 お客様の医療情報を、電子カルテメーカーの独自フォーマットに依存されないため、長期にわたり電子情報が見読可能です。紙カルテの情報と電子カルテの情報の一元管理が可能となります。

 フジマイクロビューは、電子データのデメリットを、「イメージデータ」と連携した「マイクロフィルム」を作成することにより、マイクロフィルムがもつ「長期保存性」「可視媒体」「法的証拠能力」といったメリットで補います。電子データを記録する電子記録媒体とアナログであるマイクロフィルムのお互いの長所を生かしたハイブリッドファイリングシステムです。

「スナップショット」の電子記録媒体上の保存先とマイクロフィルム上の保存先が、ソフトウェア「フジマイクロビュー」で表示されるため、電子記録媒体に記録してある電子情報をマイクロフィルムにて「検収」可能です。「電子署名・タイムスタンプ」を使用せず、電子データの「真正性」を維持することが出来ます

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