マイクロフィルムについて

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マイクロフィルムとは、カメラで被写体である資料を通常1/10〜1/30に縮小撮影する写真技法です。撮影したフィルムを拡大表示して内容を見たり、プリントして使用します。ポジフィルムとネガフィルムがあります。

マイクロフィルムは、一般の写真技術と同様に銀塩写真法が基礎になっており、フィルム表面は銀の粒子によって構成されており、一般の写真フィルムより画像の粒子が細かいのが特徴です。

マイクロフィルムの規格・撮影方法・保存の方法は日本工業規格JISや国際標準化機構ISOにより統一されているため互換性の点では安心して使用できるメディアです。ちなみにCD-ROMは規格化されてますが、保存されているデータ形式は統一性はありません。

■幅35mmのロールフィルムだと

35mmロールフィルム

16mmカートリッジ

■幅16mmのロールフィルムだと

フルサイズ・・・・約600コマ

ハーフサイズ・・・約1200コマ

フルサイズ・・・・約1200コマ

ハーフサイズ・・・約2400コマ

主に「図面」や「古文書」に利用

主に「文書」に利用

電子データを長期保存する媒体が無いため、デジタルデータの情報をマイクロフィルムに記録する方法(アーカイブ)があります。

カラーマイクロフィルムは、一般のカラーポジフィルムより粒子が細かく解像力に優たポジフィルムです。デジタルの解像度とフィルムの解像力を一概に比較することは出来ませんが、理論的には解像度は約8,000dpiあり、画素数にすると1億4700万画素になり、デジタル化への原本として十二分な画質を持っているためデジタルアーカイブ時代のバックアップに最適です。このバックアップを利用して、デジタル機器の性能、通信インフラの進歩に応じた、時代に適した条件で再デジタル化が可能となります。各種文献をはじめ・古文書・美術品・図面・地図等の保存に最適です。

また耐用年数も白黒マイクロフィルムと同じ保存条件で100年以上の寿命が期待できます。

マイクロフィルムには、ロール状のものとシート状のものがあります。検索や利便性のよいロール状のカートリッジ式やシート状のタイプの役割は、現在ではデジタルファイリングが補うため、今後は保存用としてロール状のマイクロフィルムが主流になっていきます。

マイクロフィッシュ

アパチュアカード

●ロールフィルムの長さは30.5mです。直径約9cmです。

銀塩写真には100年以上の実績があり、マイクロフィルムとしての使用も80年以上の実績があります。

1992年にマイクロフィルムの長期保存の条件が国際標準化機構ISO 5466として規定され、マイクロフィルムの期待寿命は500年とISO 10602において示されており、長期保存性が正式に認められている唯一の情報保存媒体です。また、保存条件は1994年に日本工業規格JIS 6009でも規定されております。JIS規格の永久保存条件は湿度が30%〜40%、最高温度21度です。

マイクロフィルムは多くの判例を通じて法的証拠能力が十分にあることが証明されています。その撮影方式が下記に示す「証明方式」です。

図面はスケールと同時に撮影します。そのスケールを基準にして光学的に拡大し焼き付けますので原寸に近い状態で復元可能です。用紙にPETフィルムを使用しますと伸縮による誤差も発生しません

「文書情報管理士合格証」・・・マイクロ撮影者の資格である日本画像情報マネジメント協会の文書情報管理士の合格証。

「マイクロ写真撮影依頼票」・・マイクロフィルム作成依頼及び作成契約立証のために使用。作成依頼責任者の記名と捺印。

「マイクロ写真解像力試験票」・マイクロフィルムの解像力を試験するJISZ 6008で規格化されたテストチャート。

「件名ターゲット」・・・・・・マイクロフィルムへ撮影する原本名

「マイクロ写真撮影証明書」

・・原本をマイクロフィルムに撮影したことを証明するため使用。作成依頼責任者と撮影者の記名と捺印。